ENTRY

社員インタビュー

エンジニアとしての経験を次の世代に受け継ぐために

三上 壮大
技術部

基盤としてのネットワークを支える

1998年にミテネの前身となった三谷商事インターネット推進室に新卒で配属され、現在に至ります。大学では工学部だったこともあり、入社後の配属希望にはなんとなく「情報系」と書きました。ただ、学生時代からパソコンを触るのはあまり好きではなかったんです(笑)。今でも一つの「道具」として使っているという感覚ですね。そんな人間でも失敗から学びながら、少しずつエンジニアとしての経験を積んできました。

現在は技術部で主にネットワークの運用保守を担当しています。対象となるのは、例えば「バックボーン」と呼ばれる基盤のネットワークで、ミテネの様々なビジネスの根幹を支えています。このバックボーンは、安心安全で止まることなく稼働し続けることが絶対条件です。お客様に「大丈夫かな?」という不安を与えることがあっては、社会生活やビジネスを支えるインフラとして選んでいただくことはできません。また、利用者が増加傾向にあり通信が逼迫しそうな状況であれば、先手を打って対策することも必要になります。

「外」で得た知見を、実際の業務に生かす

これまでの仕事で思い出深いのは、IT系展示会で得た知識を、実際の案件に生かせたときのことです。自治体の合併に伴うシステム入れ替えの案件でネットワーク構築を担当したのですが、その前年に幕張メッセで開催された「Interop Tokyo(インターロップ)」に運営側の一員として参加していたんです。衝撃でした。それまで「外」を知らなかった自分が、世界のITをリードする技術に触れたわけですから。そこで得た知識を翌年の自治体案件に総動員し、それまでと比べてもクオリティの高い納品をすることができました。

ミテネには私に限らず、積極的に「外」との接触を図ってきた人が多く所属しています。その甲斐あって、福井が本社の企業ではありますが、IT業界ではある程度の知名度を有した企業になってきました。国内外の大手IT企業とも話ができます。そうした「外」との関係を築きながら、皆さんが日々接続しているインターネットをはじめとした、社会のネットワークインフラを人知れず支える。そこに私たちの仕事における一つの喜びがあるような気がします。

これからの人たちに自信を持ってもらいたい

失敗を糧にして成長することは大切です。ただ、ネットワークの運用保守に関しては、若いスタッフに「失敗してみろ」とはなかなか言いづらい部分もあります。失敗が許されない業務ですから。だから、その代わりに「まず準備をしてみよう」と伝えます。それを私がチェックするから、と。その繰り返しの中で経験を積んでもらうように心がけています。私も案件が難しければ難しいほど、準備に苦労をしたほど、本番稼働のときは今でも心臓がギュッとなります(笑)。だからこそ、順調に、予定通りに作業が完了したときは、ほっとしますね。そういう経験を通して、若いスタッフにも自信を持ってほしいという思いがあります。

ミテネの未来として思い描くのは、みんなが明るく飛び回っているイメージです。みんなが「外」に出て、はつらつと話をして、いろいろな知識や経験を吸収して帰ってくる。私がそんなふうに過ごしてきて楽しかったから、みんなもそうだといいなと思っているだけなのかもしれませんが(笑)。そんな日々を楽しみながら、「自分がやっている仕事には意味があるんだ」という実感をみんなが得られるようになれば、うれしいですね。