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社員インタビュー

東京事務所の歴史とともに歩み続ける

足立 智彦
東京営業部長

人との縁から始まった東京進出

2001年に入社し、1年目は法人営業を担当しました。2年目から6年目までは技術部。その後、営業部付の技術担当として勤務していた2007年に東京勤務となり、現在に至ります。

東京勤務が決まる少し前に、在京ラジオ局の案件の応援要員として2週間ほど東京に出張したんです。その2週間で幸運にも担当者の方と意気投合して帰ってきたということもあって、上司からの「お前しかいない」という言葉とともに東京勤務が決まりました(笑)。それまでミテネは福井を中心とした北陸圏でビジネスを展開していたので、将来的なマーケットの拡大を見据えて首都圏に進出しようという判断もあったのだろうと思います。その後はミテネ東京事務所の業務拡大を行いつつ、ラジオ局の案件では動画配信やクラウド関連のプロジェクトなどを長年担当させていただき、おかげさまで東京事務所における事業の柱の一つに成長しました。

お客様の真意がどこにあるのかを理解する

業務に必要なスキルとして、もちろんITや通信に関するスキルがあるに越したことはないのですが、それ以上に大切なのは、お客様が発した言葉の真意を理解する能力なのではないかと思います。例えば、「本社と支社をVPNでつないだ上で、VPNルータを冗長化したい」という問い合わせがあったとき、冗長化したいという内容をヒアリングしてみると実現不可能な仕様だと判明することもあります。お客様の言葉通りのことを提案しても結局は「はまらない」というケースになってしまいます。

ただ、それで「できません」と終わりにするのではなく、「このお客様には2つのルータではなく、2本の安定した回線があればよいのでは?」と気付けると、解決に一歩近づきます。つまり「専用線」を提案したほうが本来の要望に応えることができるわけです。お客様の口から出てきたのは「冗長化」という言葉でしたが、本当は「安定化」を求めていたんだなと。「お客様の言葉」と「本当に実現したいこと」がずれている可能性がある。そこに気付けるかどうかで、いろいろな案件の成否が大きく変わってくるような気がします。

トラブルを愉しみながら、ビジネスの本道へ

最近思うのは、だんだんトラブルを愉しめるようになってきたということです。愉快の「愉」ですね。仕事をしていると、どれだけ準備をしても何らかのトラブルは必ず発生します。だから、そのたびに「お、そうきたか」と思うようにしています。

その上で大切にしたいと思うのは、高校時代に出会った漫画『企業戦士YAMAZAKI』に出てきた「ビジネスの本道とは、他人を生かすことによって自分も生きること」という言葉です。共存共栄。お客様の役に立ち、より良いサービスを提供し、自分たちもきちんとした対価をいただくこと。押し売りはしたくないし、暴利を貪るようなことも良くない。でも、ボランティアではダメなんですよね。採算度外視でサービスを提供し続けた結果、会社が無くなり、お客様にサービスを提供することができなくなってしまっては本末転倒ですから。といいつつボランティアもしていますが(笑)。

ミテネはまだまだ伸び代のある、発展途上の企業だと思います。技術も営業も、作ることも売ることも、いろいろなフィールドを横断しながら何にでもチャレンジできるという可能性に魅力を感じていただける方なら、楽しく働いていただけるのではないでしょうか。特に、この東京事務所に新しい風を吹かせてくれる方、ぜひお話を聞かせてください。