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近年、動画配信サービスの台頭により、パソコン、スマホで動画をみる方が増えてきたのではないでしょうか。 今回は映像配信の今までを振り返ってみたいと思います。
20年程前にRealMediaというフォーマットで動画配信のシステムは既に存在していました。 その頃は横120x縦90ピクセルというとても小さいサイズで配信されていたものがほとんどです。 ビットレートも50kbps程度。 回線も電話回線がまだ主流だった頃というのもあってなかなか浸透はしませんでした。 当時のストリーミングを保存していたものを今みると人の顔を識別することはまったくできません。
さて、その後配信はWindowsMediaServerが中心になり、弊社も配信サービスをはじめました。 この頃は現在のような無料で配信できるようなサービスは全く無く、今のようにワンタッチで配信はできず、機材なども大きいPCとその周辺機器を使って配信をしていました。
ミテネではその頃からスポーツイベントや有名アーティストの配信協力を行ってきました。 2004年には福井ケーブルテレビと共同で「三国花火大会」を生配信しました。 その時の配信ビットレートは384kbps、ADSLの普及も手伝って飛躍的にビットレートを増やして配信が出来るようになりました。 ニュースサイトのBBWatchに掲載されました。
https://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/6295.html
Youtubeなどが2000年代後半から日本に上陸してからはお手軽に配信できるプラットフォームが一般的になる一方、放送局を中心に独自プラットフォームの動画サイトの開設などが増えてきました。 ミテネの動画配信もこのあたりがターニングポイントとなります。 ラジオ放送局の株式会社文化放送との共同出資となる文化放送iCraftの誕生を機に、放送局が必要とするサービスを提供していくことになります。
いまや数メガbps、フルHDが当たり前、4K映像の配信も始まってきました。 私たちも配信プラットフォームとしてのMediaStormシリーズを取り扱っており、誰でもかんたんにアップロードし、様々な端末で観られるようになるサービスを提供する一方、空撮を4K8Kで撮影し販売するといった動画コンテンツビジネスも開始しています。
現在、世界中のインターネットの通信の半分以上が動画コンテンツの通信と言われています。 これからもさらに大容量・高画質の映像が手軽に配信できるような手助けをしていければと考えています。